まさに114と117を足して2で割った感じ。
深夜。帰宅の途でコーヒーが切れていたのを思い出しました。いつものコーヒーはもう店が閉まっているので、久しぶりにその辺で手に入る新作でも試してみるかと。
UCCはBLEND117を過去に試しています。117は苦味>酸味。114は苦味<酸味のバランスです。今回試したのは、その中間に位置する、ブルーマウンテンブレンドという新製品。なんと50gで1000円する高額品です。いつも飲んでるやつと単価は一緒。量販されているため、入手に問題もなさそうで期待も高まります。
キャップを外すと、UCCおなじみの紙の封印。これ、うまくはがせないんですよね。べりべりと薄い紙を残して不器用に破りながら封を切ります。香りは…ちょっと甘く、かなり抑え目。新製品だと思っていたのですが、もう量販ロットに移行した後だったのかもしれません。まぁ常飲するのであれば、新製品ロットベースで判断しても困るだけなので、評価対象としては良かったのかもしれません。
粒子はやや大きめ。117と同じタイプです。これ、粒子が崩れやすくて大きな瓶だと粉が飛ぶんですよね。今回は50g瓶なのでその前に飲みきってしまいそうですが。カップ一杯分の適量は2g(スプーン1杯)で140ccの熱湯です。まずは分量通りにブラックで。
コーヒー顆粒をカップに移しても香りはさほどたちませんでしたが、それはお湯を注いでも同じ。香り自体もあっさりで、117と同じくらいかも。コーヒーの半分は香りだというのに、これはちょっとマイナスポイントですね。スプーンで波立たせても変わらなかったので、香りはあきらめて味を試します。
まずは一口…。ふむ。ふむ。もう一口。香りから予測したのに比べて苦味が抑え目ですね。もっと苦味が強いのかと思ってましたが、バランス表示では117よりも苦味が抑えられているので表示に間違いはなさそうです。酸味も控えめで、気になるほどではなく、わたし好みの風味と言えるでしょう。
後味は割りとあっさり目。少し苦味が残る、か…な。全体的に悪くないのですが、香りが立たないのが残念なところ。117との明確な違いを述べよと言われると、ちょっと困る感じです。価格2倍なんですけどね。同じブルーマウンテンのHAMAYAのと比べると、香りと苦味のバランスで圧倒的に負けている感じです。むむ。
結果としては、名前負けしている、ちょっと高いBLEND117といったところでしょうか。価格を考えると、あまり積極的に常飲できないという印象です。素直に香味焙煎の方がおいしいです。
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