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下関に行ってまいりました。あれ? 所用で下関へ。その帰り道にわざわざ空路ではなく新幹線を使ったのは、我孫子にあるお好み焼きにぐったりしていたため。都合半年のブランクというか溜めの時を経て、広島風お好み焼きを食べたいパワーはリミッター限界です。 昼過ぎの広島駅は割と人が少なめ。目的地はまだ決めていませんでしたが、少なくとも観光客が並ぶようなコンコースや駅ビルのお好み焼きは回避したいところ。10分ほどグルメページをめくって、駅から程近いお店に決めました。 場所は広島駅を北東に15分程度。消防署の向かい側に位置します。お昼を少し過ぎた時間だというのに、地元の人で店内は半分ほどの席が埋まっていました。これは期待できるかも。 入り口を入ってすぐに大きなテーブル。店内左手から正面奥にL字型のカウンター。個別の少人数席ではなく、オープンの席が20席程度。カウンターには学生がぎっしり、テーブルもご近所のご夫婦、家族連れと地域に根付いたお店という雰囲気です。 メニューは、スペシャル、そば入り、うどん入り、めん抜き、焼きそば、焼きうどんとバリエーションが用意されています。また、サイドメニューも数種類。お好み焼きには卵と豚肉が基本として入っているので、あとはお好みで麺の有無、トッピングを決めるスタイルです。運ばれてきた水はカルキ臭が抜けていない、くたびれた浄水器か、水道水そのままの感じでしたが、テーブルにはお茶のポットも用意されていたので、そちらを利用してもいいでしょう。しばし悩みつつも、えびとそば入りのお好み焼きを注文。 調理場は店内奥に配置。お客さんから見える場所に大きな鉄板が置かれています。さっと薄く生地を延ばし、しばらく待ち。そこへキャベツを本当に山盛りに積み上げて、もやし、天かすを乗せてさらに待ち。その横ではそばが広げられて焼かれています。しゅーっと蒸気が上がってきたところで、さらに隣にトッピングのえびが並びました。えびに軽く火が通ったらキャベツの上へ移動、キャベツ盛りは生地ごとひっくりかえされて蒸し焼き状態に移行。 ここからはあまり目立った動きはなく、ひたすらキャベツが蒸し焼きにされるばかり。じわじわと高さが減ったところでそばと合体。ぐいぐいと形を整えた後、隣に卵を落として広げたら平べったくなったお好み焼きを載せて仕上げの焼きです。卵とお好み焼きがなじんだらささっとソースを塗って、ガキガキとコテで切られて皿に移されたものが運ばれてきました。ここで嬉しいサプライズ。「よかったらどうぞ~」とお好み焼きの横に豚汁のお椀が。 さっそく箸を取ります。まずは豚汁で味覚を刺激。豚肉と味噌の甘さ、あぶらの照りと、かなり食欲も刺激されます。具はしいたけ、ごぼう、だいこん…そしてやっぱり入ってました、さつまいも。やわらかな甘さはやっぱりこれでしたね。甘みと塩気で力を増したところでお好み焼きの本陣へと攻め入ります。 お好み焼きはちょうど半分くらいで、ソースの薄いところと濃いところが分かれていました。まずは薄味を。薄い生地とそばに挟まれた、しんなりキャベツの甘みに期待しつつ一口。はふはふと湯気を逃がしながらキャベツをたんのうします。うまい。キャベツも甘くしっとりと、そばの香ばしさも相まって期待通りの風味が広がります。ああ、これが広島焼きだと。そのまま次々と口に運び、一息で半分を食べきっていました。こんなことは久しぶりです。もっと味わって食べないといけないのに。 豚汁で気分を整えて、残るソース濃い目の半分へ。ソースはあっさり甘め、そばとキャベツによく絡んで味が引き立ちます。間に豚汁を挟めば甘みがマイルドに抑えられ、味噌の塩味でまた箸が進む。とうとう休みなく食べつくしてしまう慌しい食事でした。 周りを見ると、概ねそば入りとトッピング一種類、たまにスペシャルや焼きそばといった感じでした。あまり凝った味や装飾よりも、シンプルなお好み焼きを楽しむスタイルのようです。それでいてメニューのバリエーションも豊富のため、何度でも足を運びたくなるお店でした。もちろん味についても言うことなしです。 残念なのは場所が遠いのでほとんど足を運べないこと。でも、また行きたいお店でした。お試しあれ。
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