まぁ遠くだし。
今日も自転車で遊び歩きです。ん?自転車で歩きって言うのかな…。まぁ細かいことはどうでもよくて、天気が良かったのであてもなく外に飛び出したという次第。我ながら無計画だと思います。そして出くわした下り坂。
遠くまで写っているので坂道の遠近感がありませんが、ちょっと怖いくらいの傾斜です。自転車のブレーキ握りつつじわっじわっとクリア。隣を小学生か中学生の子がブレーキなしでパスして行ったのがちょっとくやしかったです。次は負けない!
じわじわと下ってきたのはいいのですが、よく考えると帰りにこの坂を上るのは自殺行為でした。無計画で出てきたので帰宅時間や走行時間も不明。疲労が蓄積している状態ではこの坂に挑戦することは出来ないでしょう。これは帰り道を考えておかなくてはいけないようです。
が、そんなことを今から考えているのも無駄なので棚上げして自転車を走らせることに集中します。楽しまなきゃね。
と、時間もいい頃合になったところで食事ができる場所を発見。
北小金駅から北小金サティに向かって左折。そのまま6号まで出る緩やかな下り坂の先にありました。中華料理屋のようです。ショウケースのサンプルに付けられた値札はかなりお得。ラーメン350円とかいつの時代ですか。ケース内には犬もディスプレイされています。わんわん。
期待を胸にのれんをくぐります。店内は4人掛けテーブル4卓。カウンター6席と手狭。それでもテーブル席は予約済みだったようです。繁盛している雰囲気。メニューは15種類前後。麺類と中華のメニュー数種にカレーが混ざる、割と多い中華屋というところです。ご主人とおかみさんの二人でやっている様子。
目についたのは坦々麺でしたが、他のメニューにも心が惹かれます。初めてのお店なのでギョーザは外せないとして…うむむ。野菜入り坦々麺を選択。一口水を含みます。
「まず…」
浄水器は通してあるものの、カルキが残っている嫌な感じ。フィルター掃除してない食堂によくあるタイプの味でした。よく見ると水面に油が浮いてる…。がっくりしながら浄水器を見ると、「安全でおいしい水」と張り紙がしてありました。嫌な予感がふつふつと湧いてきます。
しばらく待っていると、予約客がテーブル席を埋めてゆきます。どうやらご近所さんの野球チームのおじちゃん達のようです。常連さんでしょうか、カツカレーの具だけね、とかわがままな注文を連発していました。お酒のつまみのようですが、ちょっと和み。そこへ届くラーメンどんぶり。
野菜入りということで、スープの大部分が隠れている坦々麺でした。ゴマペーストとラー油を浮かべたシンプルな坦々麺に、野菜炒めが乗っている感じです。まずはスープを試します。旨味と辛味が同時にやってきました。悪くないな…と油断しているところへ、熱いまま口に含んでしまい軽く火傷。今度は注意しながら野菜を試します。こちらは普通の野菜炒めですね。
まだ麺まで到達しないところにギョーザ到着。これはお店で手作りしてあるようです。一つ一つ形の違う、丸々とした姿に、しっかりついた焼き色。タレなしで試したところ、肉と野菜がタネのようです。ちょっと肉汁が少なくてあっさり気味のタネですが、野菜の旨味はしっかり出ている様子。それほど悪くありません。
ギョーザを楽しんでばかりもいられないので麺へ戻ります。やっと野菜の層を掘り進み、麺を…麺を…あれれ?
「麺がかたまって持ち上がってきた」
これは伸びた、んでしょうか。いやいや、まだ食べ始めです。よく見ると持ち上がって力が入った箸に麺がしっかりくっついていました。これは麺自体がぐんにゃりべとべとしていたようです。そりゃくっつくわ。ちょっとグルテンたっぷりのお団子状態でしたが、スープで少しほぐして麺を口へ。むぐむぐ。コシ、ではないですね、ちょっとぐにぐに感の強い麺で、中はもちもち。これは…ラーメンの麺なのかとちょっと悩むところです。
麺の表面はスープを吸い込んでどんどん太っている様子。これは急いで食べないと大変なことになるかも。
結論…だめでした。食べるほどにどっしりと胃に寄りかかってくる麺のおかげで、最後まで食べきることも出来ず残してしまいました。残念です。ラーメンはちょっと困り者でしたが、ギョーザはまぁ普通だったと思います。それぞれ850円と300円なので、実はビールにカレーの具だけ、ギョーザ単品というおじちゃん達の頼み方が正解だったのかもしれません。どうしてもチャレンジしたい人はご飯物がいいかもしれませんね。でも、ラーメンがだめな中華屋ってどうなんでしょう。
店名 |
成忠 |
予算 |
800円 |
収容 |
22名 |
交通 |
北小金サティから6号へ徒歩10分 |
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