基本はあっさりでしょう。
頼んでいた服が出来ていたので、柏まで引き取りに行きました。時刻はそろそろごはんタイム。近場でおいしいところを記憶から掘り起こし…今日の気分は天ぷらです。柏駅から徒歩5分の天ぷら屋へ歩を向けます。
絵の右端、波利宝へ向かうため、ビックカメラからイトーヨーカドー方面へ。そこから左折して路地へ。途中左手に見かけないラーメン屋がありましたが、今日の気分はラーメンよりも天ぷら。あのすっきり揚げあがりのエビと穴子を楽しませてプリーズ。
と、歩いてゆくものの、目当ての店はシャッターが下りたままでした。ココまできて休みですか。もしかしたら店じまいだったかもしれませんが、がっくり風味だったためそこまでチェックせずにきびすを返します。仕方なく通りすがりに見たラーメン屋へ。
拉麺「○健」ものすごく売り出している雰囲気はなく、普通の街角ラーメン屋といった雰囲気です。店内は4人掛けテーブル席2つ、2人掛け1つ、カウンター7席でやや手狭。メニューはしょうゆ、みそ、塩とトッピングが数種類。中華のサブメニューは見当たらず、ラーメンだけで勝負といったスタイルのようです。特に悩むこともないので、シンプルな鳥ラーメン(塩)と、トッピングに煮卵を注文。グラスに注がれた麦茶で歩き疲れた喉を潤します。
お店はご主人と女性の二人。ご主人がスープの寸胴から一人分のスープを手鍋に少し取り分けて布巾に乗せました。食べごろ温度に調節してくれているのでしょう、気配りに期待が膨らみます。麺をほぐして茹で鍋に投入、さっくりと躍らせつつ具材の準備を。カウンターに隠れて見えませんでしたが、何かを整えている様子。しばらくすると麺が仕上がったようで、どんぶりにスープ、麺、具材を整えて煮卵を乗せて出来上がり。運ばれてきたラーメンからは鳥スープの香りが立ち、食欲を刺激します。
まずはスープを一口。塩ラーメンなのでスープはやや澄んだ感じですが、味は濃厚…というより、鳥脂がきつい、旨味が強い。旨味なんだけど、ちょっと濃すぎてつらいくらいでした。ラーメントッピングはチンゲン菜か何かのやや苦味のある青物。そしてチャーシューの代わりに鳥肉の蒸し物か煮た物のスライス。あとはネギがたくさん。
スープが強烈だったので、今度は少しずつトッピングを試しましたが、いずれもスープに負けていました。唯一対抗できていたのは煮卵。しかしこの煮卵、ちょっと曲者でした。半熟をしょうゆだれに漬け込んであるものを予想していたのですが、固ゆで卵がベースになっていました。その分だけしっかり煮込まれていたようで、しょうゆと塩味がよく効いていました。というか、塩味が前面に出てくる煮卵は初めてです。でもいいんです。濃いスープに対抗するには味強い卵。それが真理。
なわけないだろコラー!
味濃い同士戦い合ってる感じであまり調和というのが感じられませんでした。煮卵、失敗だったかもしれません。でも、ラーメンの醍醐味はスープと麺の組み合わせですよ。まだ麺を試さないうちに結論を出すのは尚早というもの。ネギを脇に寄せながら麺を引き上げ、冷ましてから口に含みます。スープがしっかり絡んでしっかり味が感じられます。うまい…多分。麺自体にほのかな苦味が感じられます。相性は悪くないようですが、やっぱりスープが強いようです。
どうもスープが強すぎるんですが、理由は鳥脂でしょう。鳥鍋や白菜の水炊きに浮くようなたっぷりの鳥脂がそのままラーメンのスープに投入された感じで、鳥の旨味よりも脂が先に立っています。その上、じっくり煮込んだためか、鳥スープは旨味が強すぎ、温度はしっかり管理されていたものの、食後もずっと後をひいて粘膜がしびれた感じが続きました。単純に調味料と鳥脂を大量投入したわけではなさそうですが、ちょっと強すぎです。
と、塩ラーメンのスープとしては強すぎますが、メニューには坦々麺もあり、そちらの辛味と合わせるといいのかもしれません。まぁ何度も行くような場所でもないので、試すことはなさそうですが。忘れていましたが、ラーメン600円と、卵が100円。価格設定は悪くありませんでした。疲れたときに塩分補給と小腹を満たす向きには良さそうです。
店名 |
拉麺「○健」 |
予算 |
700~800円 |
収容 |
17名 |
交通 |
柏駅徒歩5分 |
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